先週末、老年歯科医学会の学術大会に参加してきました。幕張へのプチ旅行は自分へのご褒美といえるでしょうか。
「自分へのご褒美」(という言葉)をよく耳にします。自分の努力や苦労を自分で労うために、普段より贅沢な出費を許容することを指すようです。一方、「自己投資」もよく聞きます。さて、この違いは何でしょう?
自己投資は、将来的な利益を目標として自分にお金や時間をかけることです。自分を甘やかすイメージの強い、(現在の)自分へのご褒美と異なり、自己投資には努力や苦労が課されることが多いためか、ハードルが高いなと感じる人もいます。つまり、自己投資をすればいずれ年収が上がり生活にもゆとりができます。若いうちに自己投資を行い自らの価値を上げれば、将来的に安定した利益を生み出せるようになるでしょう。自己投資の方法は、「資格を取得する」「新しい挑戦をする」「人脈を広げる」などさまざまな方法があります。自己投資は、20代から始めるべきといわれています。なぜなら、20代のうちから自己投資に取り組み成果が出れば、得たものを人生の長い期間活かせるからです。
幸いにも、歯科衛生士の皆さんは、既に資格取得という自己投資を始めています。さらに、「新しい挑戦をする」「人脈を広げる」、自己投資のために自分自身が興味を持てる専門分野の学会に参加しては如何でしょうか。学会参加には旅費や参加費用が掛かるため、金銭的負担が大きいと言われ敬遠されがちです。ですが視点を変えて、この費用を「自分へのご褒美」に使ったと考えると、他の何にも代えられないご褒美になるのではないでしょうか。
若くて体力があり、学んだことをどんどん吸収できる20代のうちに自己投資を行えば、より多くの学びやスキルを得られるのです。自己投資を始めるのに年齢は関係ありませんが、できれば若いうちにチャレンジしていきましょう。