組織変革期のリーダーに求められるのは、ビジョンを描き、人々の内的動機を引き出し、学びと適応を促す力です。
ジョン・P・コッターは、変革期にはマネジメント(管理)ではなく、リーダーシップ(方向づけ・動機づけ)が中心となると述べています。そして、変化の必要性を感じさせ、共通のビジョンを提示し、人々を鼓舞して行動へと導く「ビジョン提示型リーダーシップ」が変革を成功させるとも。
また、「トランスフォーメーショナル・リーダーシップ」を提唱したジェームズ・バーンズとバーナード・バスは、部下の自己概念を高め、組織の目標と個人の成長を結び付けることで、変革を生み出すと述べています。
さらに、ピーター・センゲは、学習する組織を築くリーダーは、ビジョンを共有し、チーム学習を促進し、システム志向で全体を捉える。変革期には直ぐに答えを出すリーダーよりも問いを立て、学び続ける「学習するリーダーシップ」が組織を導くと...。
他にもリーダーシップ論は数々あります。これらを読みながら、それぞれの強みを生かしたリーダーシップのあり方を考えてみました。